まず、最初に Sea Leopard (シーレパード) に向かない方もおられることを
説明させていただきます。
一言でいいますと 『ファイト時に、バットセクションの腰残りが大きくないと駄目だ』と
言われる方です。
物理的に体のパワーが大きな方に多い傾向だと感じます。
ロッド全体のパワーというよりは、ロッドのバットパワーを必要とするファイトを
されている方と言えます。
ファイトの方法で、好みのロッドの性質が変わりますので、
どちらがよいかという判断は出来ません。
物理的に大きな力がある方でも、ファイトの方法をロッドの性質によって変えられる方は、
Sea Leopard (シーレパード) を ”いいなぁ” と感じて下さると思います。
力がある方でも ”ロッドのバットパワーを必要とするファイト” をされていない方も
知っています。
”ロッドのバットパワーを必要とするファイト” は物理的に体のパワーが大きな方に
多い傾向だと感じますが、すべての方に当てはまることではありません。
『Sea Leopard 80/33』 は基本的に体のパワーが少ない方にお勧めです。
また、GTを始められる方の最初の1本として、是非ともお勧めしたいロッドです。
理由ですが 『Sea Leopard 80/33』 は 33lbです。
33lbはGTゲームでライト過ぎることも無く、ヘビー過ぎることも無いので
扱いやすいです。
Sea Leopard (シーレパード) のロッドの性質は
”ロッドがどのように機能するか” を理解しやすく、このロッドをきっかけに
スキルを上げていく事が出来ると考えているからです。
『Sea Leopard 80/33』 のロッド自重が380gとたいへん軽いです。
軽さは疲労の軽減になり、振り切りやすいのでキャスティングがとても楽です。
『Sea Leopard 80/33』 のロッドアクションはルアーの重さがロッドに簡単に乗り、
少ない力でルアーがよく飛びます。
また、ルアーの種類に対しての汎用性が高いです。
負荷が合う範囲なら、γなどのペンシル ダムセル シーフロッグなどのポッパー
GTのシンキングルアーなど色々なルアーを使うことが出来ます。
『Sea Leopard 80/33』 はファイト時にロッドが絞り込まれると
ロッドのリフトパワーが自然に湧き出てきます。
魚が暴れてロッドが絞り込まれた時には、アングラーはとても耐えやすいです。
通常 ”耐えやすいロッドは、リフト力が起こりにくい” のですが、『Sea Leopard 80/33』 は
”耐え易いが、リフト力も同時に備えている” ここが ”魔法のロッド” と感じる理由です.
『Sea Leopard 80/33』 はGTロッドとしてテストをしていますが、
ブランクの特徴から魚種にも汎用性が高いと考えます。
『Sea Leopard 80/33』 の特徴を端的に述べるなら
”非常に使いやすい” この言葉に尽きると思います。
●全長 8フィート (2450mm)
●継数 1&H
●仕舞寸法 1735mm
●Line PE6号
●Lure wt. 100〜160g (GTシンキングルアーは350gまで可能)
●Max ドラグ 10kg (※1)
●Rod wt. 380g (※2)
●Grip Lgth. F.G=250mm R.G=430mm
●Guide Type MNST16〜MNSG40
●Real Seat DPS SD22
※1 MAXドラグ = ロッドアングル 45度の場合
※2 プロトタイプ自重
■『Sea Leopard 80/33』 でPE8号の使用
負荷テストを行う時は、想定したパワー以上の力を掛ける為に 号数の太いPEを使います。 『Sea Leopard 80/33』 はPE6号がベストです。 PE8号をフルに使えるパワーはありませんが、 ”PE8号を使っているが、PE6.5〜7号の負荷を掛けている” という感覚での ご使用なら可能だと考えます。 その場合、ロッドのベントカーブを確認しながらの 適正なロッド角の調整と過負荷にならないドラグ調整を必ず必要とします。イメージはありません。