< レプトンのテスターもお願いしているショアの超エキスパートアングラー赤木光広氏のニューブランド”Ｐｕｒｐｌｅ-Ｉｓｍ”からリリース予定のポッパー”Ｊｕｒｏｋｕ（ジュロク）１５０Ｆ”の設計を担当しました。 素材は高精度低比重発泡樹脂で、コーティング〜仕上げまでは量産を得意としたベテランの職人さんが行うので、設計のみの担当です。 このクラスのポッパーは、飛ばない、ポッピングは出来てもドッグウォークをさせるのが難しい、というのが一般的でした。 今回　”ハードポッピングをしても水面から飛び出し難い”　”ロングキャスト可能”　”楽にドッグウォーク出来る”をテーマに、カップ形状、全体のフォルムを変えた１０数種類のプロトを製作し、赤木さんにイメージに合うものを選んでもらいそこから熟成させることにしました。 2014/10/17 (Fri) 09:42:48 Ｊｕｒｏｋｕで使用する発泡樹脂は低比重（桐と同等）で、比重のバラツキの非常に小さいものを選定しました。もっと強度重視の発泡樹脂もあるのですが、比重も重く比重バラツキも多くなってしまいます。価値ある一本のため強度より飛距離アップとレスポンス向上、および低浮力設計（フッキング向上等）のためこの材質を選びました。 内部ウェイトは最適設計のために専用の高精度成形ウェイトを採用。 中に通す構造線もφ１．６のステンレスバネ鋼線貫通ワイヤで、折り返し部分は鉛部分に鋳込んでいるので強度は抜群です。 ペンシルポッパーの早掛王１４０に似たフォルムですがカップは大型化されており、ポッピングパワーをアップさせています。 ドッグウォークは水面でも水面直下でも切れの良いアクションをさせることが出来ます。 ドッグウォークさせられる数少ないポッパーも、水面直下では動くものの水面ではカップが抵抗になってあまり動かないものがほとんどですが、Ｊｕｒｏｋｕは水面でも切れのあるドッグウォークが出来るのが特徴です。 また、操作性が軽いのでショア用の１１フィートロッドでもドッグウォーク、ポッピングともに楽にアクションさせることが出来ます。 ドッグウォーク時はトゥイッチ（ジャーク）後にラインスラックをしっかり出すように操作すると動きやすいです。連続ポッピングの場合はポッピング後もリーリングを続け、強めのラインテンションを維持するように操作すると安定したポッピングが出来ます。 2014/10/17 (Fri) 09:50:24 ダイビング時はダイビングペンシルの様なＳ字軌道を描くセッティングです。ポッピングとドッグウォーク重視なら＃１／０フック、ダイビング重視なら＃２／０フックを装着下さい。 飛距離はこのサイズの量産ポッパーでは群を抜いていると思います。向かい風にも強くロングキャスト可能です。 １５ｃｍ　５６ｇ　（ＳＴ６６−＃１／０装着時） 推奨フック；カルティバ　ＳＴ６６−＃１／０　　ＳＴＸ５８−＃１／０　 　　　　　　　がまかつ　　ＳＰ-ＸＨ　＃１ 　　　　　　　標準リング　＃８ 対応可　　；カルティバ　ＳＴ６６−＃２／０　　ＳＴＸ５８−＃２／０　 　　　　　　　がまかつ　　ＳＰ-ＸＨ　＃１／０〜２／０ 　　　　　　　リング　＃９