画像は2014年9月にマイボートの取材で三浦半島に行って、オーナーが仕留めたワタヌキ29kです。
2日間、ボイルが多数有ったんですが、何を投げても喰わず、最後にドリフトチューンのフォールで見事食わせました。
ベイトボール攻略の切り札。
アタックを受けたベイトが仮死状態で沈んでいく姿勢を完全イミテート。直線的に沈んでいくベイトの動きに着目し、“ほっとけメソッド”を成功させるためにオーバーゼアをフルチューン。PEの浮力を考慮し、前傾姿勢で沈んでいくようにウエイトのみならず、フックもトリプルフックリア一本設定とし、飲み込まれても着実にカンヌキにフックアップするよう考慮。オリジナルヘビーワイヤートリプル標準装備。
※ベイトボールとは?
ゲームの対象となる大型青物は時としてベイトフィッシュを球状に追い詰め、恐れたベイトフィッシュはそこから離れまいとより密になって球形を形成し身を守ろうと試みます。この状態のナブラのことをベイトボール、もしくはベイトの種類によって鰯団子やイカ団子などと呼んでいます。
※ターゲットの捕食行動について
自然界では、ベイトボールとしてまとめられた群れに対し、大型回遊魚などは果敢にアタックを仕掛け、そのまま捕食すると思われがちですが、実は強靭な歯や尾びれ、カジキなどはその角など強く発達した部位をつかってベイトにダメージを与えてから捕食していることが実は多いのです。
仮死状態となったベイトは、時折身体を震わせながら、若干頭を下げた状態で直線的に沈んで行きます。その状態になれば、落ちてきた魚を楽々捕食できるわけです。
ほっとけメソッド対応のオーバーゼアドリフトフォールとは?
ほっとけメソッドと巷で言われているメソッドがあります。読んで字のごとく、ベイトボールナブラに入れてそのまま沈ませていくメソッドです。当社のオーバーゼアもこの釣りでは効果高く、多くのアングラーが使用していました。これにヒントを得て、よりアタックを受けたベイトに近い動きにしたのがオーバーゼアドリフトフォールです。
フォール中のロールを抑え、直線的に沈むよう、ヘッド部分のウエイトバランスを細かく調整。沈みながら時折身悶える究極のアクションを実現。PEラインの浮力バランスでもヘッドアップせず、コントロールしやすいのも特徴です。
ドリフトフォール仕様設定
先に説明したとおり、バランスは若干のヘッドダウンで直線的に沈むようウエイトチューンしました。また対象となるターゲットは鮪をはじめ非常に大型魚となるので、小型のルアーは一気に飲み込まれる傾向があります。そこで太軸仕様のトレブルフックをリアフックアイにのみセッティングし、飲み込まれても、反転してしっかり口周りで刺さるよう考慮。リーダーブレイクのリスクを軽減しました。(もちろんフロントアイにもつけられるようスイベルアイは標準装備)。ホロもフォール時のはがれたウロコをイメージし、マグマパターンのホログラムを採用。
オーバーゼア ドリフトフォール 110S / 130S
110S
110 36g#1/0トレブル
(150lbクラススプリットリング装備)
130S
130 54g
#2/0トレブル
(200lbクラススプリットリング装備)